▲イラスト=UTOIMAGE
今年5月に韓国で実施されたTOEIC(国際コミュニケーション英語能力テスト)の試験会場で、人工知能(AI)が搭載された眼鏡(AIグラス)を利用して不正を働こうとしていた受験者がいたことが分かった。これまで海外ではこのような不正があったが、韓国でAIグラスを着用して公認の語学試験を受験し、摘発されたのは今回が初めてだ。
【写真】META社が先月25日に韓国で発売したAIグラス「Ray-Ban Met..
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▲イラスト=UTOIMAGE
今年5月に韓国で実施されたTOEIC(国際コミュニケーション英語能力テスト)の試験会場で、人工知能(AI)が搭載された眼鏡(AIグラス)を利用して不正を働こうとしていた受験者がいたことが分かった。これまで海外ではこのような不正があったが、韓国でAIグラスを着用して公認の語学試験を受験し、摘発されたのは今回が初めてだ。
【写真】META社が先月25日に韓国で発売したAIグラス「Ray-Ban Meta Wayfarer(Gen 2)」
韓国でTOEICを主管するYBM韓国TOEIC委員会によると、AIグラスを利用した不正行為の試みは5月10日と同31日に行われたTOEIC試験でそれぞれ1件ずつ(計2件)確認された。2件とも、普通の眼鏡と比べて厚みなど見た目が異なる眼鏡をかけていた受験者に試験監督が気づき、不審に思って試験終了後に確認をした上で摘発したという。
AIグラスには超小型カメラ、マイク、スピーカーが内蔵されており、AI機能も搭載されている。カメラによって捉えられた物体や文章などの情報をAIが分析し、レンズに表示してくれるというものだ。日常生活では翻訳や情報検索などが容易にできるというメリットがあるが、公正性や信頼が問われる試験では「不正行為のツール」になり得るとして懸念が高まっていた。実際に米国のIT専門誌「レスト・オブ・ワールド」は今年3月、中国の大学界隈でAIグラスを使って問題をリアルタイムで解析し、答えを確認するという不正行為が横行していると報じた。日本では昨年、中国国籍の留学生がスマートグラス(眼鏡型の電子デバイス)をTOEICの試験会場に持ち込んでいたことが発覚した。
大学修学能力試験(修能、日本の大学入学共通テストに相当)でもAIグラスの不正行為が起こりかねないという指摘が出ている。韓国教育部(省に相当)の関係者は「修能では全ての電子機器の持ち込みが禁じられている」として「持ち込み禁止となる電子機器の例として、あらかじめ『AIグラス』と明記しておくか、試験監督にAIグラス禁止に関する追加の研修を受けさせるなどの方策を検討中だ」と説明した。
キム・ミンギ記者
チョソン・ドットコム/朝鮮日報日本語版
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