▲グラフィック=パク・サンフン
「みんなでハイニックスにgo! go! go!」
5月20日、ソウル市恩平区のある数学塾で授業開始前に15人の生徒が声を合わせてスローガンを声高らかに叫んだ。彼らは今年、修能(韓国の大学修学能力試験、日本の大学入学共通試験)を控えた高校3年生だ。5月中旬までは「6模(6月の模擬試験)に向けて頑張ろう」というスローガンだったが、最近になって変わったという。修能で好成績を収め、SKハイニックスへの就職..
続き読む
▲グラフィック=パク・サンフン
「みんなでハイニックスにgo! go! go!」
5月20日、ソウル市恩平区のある数学塾で授業開始前に15人の生徒が声を合わせてスローガンを声高らかに叫んだ。彼らは今年、修能(韓国の大学修学能力試験、日本の大学入学共通試験)を控えた高校3年生だ。5月中旬までは「6模(6月の模擬試験)に向けて頑張ろう」というスローガンだったが、最近になって変わったという。修能で好成績を収め、SKハイニックスへの就職を希望する生徒が増えたためだ。イさん(18)は「学校でも目標をハイニックスに変えた友人が多いです。うちのクラスは学級目標まで『ハイニックスに行こう』に決めました」と話す。
【写真】韓国の合コン界隈で「必勝の切り札」と評されるSKハイニックスの作業服
いわゆる「ハニック(SKハイニックス)シンドローム」が高校や受験業界に広がっている。半導体業界の好況を背景に、SKハイニックスやサムスン電子の社員が億単位のボーナスを手にするとの見通しが現実のものとなっているためだ。
シンさん(39)は5月から、小学5年生の息子の家庭教師を大学で半導体システム工学を専攻する学生に依頼した。シンさんは「AI(人工知能)の時代にはロボットによって医師の仕事が取って代わられる時が来ると思っています」とした上で「うちの子が社会に出る頃には、医学部よりも半導体学科の方が良い選択となるでしょう」と話す。
すでに大学の「半導体契約学科」の人気も急上昇している。SKハイニックスへの就職が保証されている西江大学システム半導体工学科の随時募集での競争率は、2025年度の38.1倍から26年度には48.5倍へと跳ね上がった。また、卒業後にサムスン電子への就職が保証されている延世大学システム半導体工学科の26年度随時募集における合格者の内申等級は、学科開設(21年)以来最高となる1.47等級をマークした。21年度の合格ラインは3.1等級だった。
半導体メーカーから聞こえて来る億単位ボーナスの影響は、高校進学の勢力図にも影響を及ぼしている。忠北半導体高校の入学競争率は、昨年の1.51倍から今年は2.26倍へと上昇した。昨年の卒業生99人のうち、19人がサムスン電子DS部門、3人がSKハイニックスに就職している。
こうした雰囲気の中、ソウル市江南区のある学習塾では5月23日、「竜仁半導体マイスター高校入学対策週末クラス」を開設した。竜仁半導体マイスター高校は2027年に開校予定だ。塾側は「土曜日のクラスは開講からわずか4日で定員に達し、現在は日曜日のクラスのみ受講可能となっている」と説明した。
イ・ナユン記者
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
Copyright (c) Chosunonline.com