▲米ニューヨークの国連本部3階記者室の廊下に掲げられた潘基文(パン・ギムン)前国連事務総長の写真。/尹柱憲特派員
今月24日から韓国外交部などの共催で開かれる「済州フォーラム」に次期国連事務総長候補5人が出席する。国連のトップを狙う5人が一斉に済州島まで飛んでくるのには理由がある。一様に歓迎の挨拶を行う予定の潘基文(パン・ギムン)前国連事務総長との面会を希望しているという。
潘前事務総長に対する国際社会のイメージは韓国とは異なる。韓国では現実政治の壁を越えられなかった職業外交官という認識が刻み込まれているよ..
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▲米ニューヨークの国連本部3階記者室の廊下に掲げられた潘基文(パン・ギムン)前国連事務総長の写真。/尹柱憲特派員
今月24日から韓国外交部などの共催で開かれる「済州フォーラム」に次期国連事務総長候補5人が出席する。国連のトップを狙う5人が一斉に済州島まで飛んでくるのには理由がある。一様に歓迎の挨拶を行う予定の潘基文(パン・ギムン)前国連事務総長との面会を希望しているという。
潘前事務総長に対する国際社会のイメージは韓国とは異なる。韓国では現実政治の壁を越えられなかった職業外交官という認識が刻み込まれているようだ。193の加盟国が激しい多国間外交を繰り広げる国連において、潘前事務総長は「存命中の唯一の元事務総長」である。事務総長候補の立場からすれば、元事務総長の支持宣言を引き出したいという欲を抱くのは当然だ。政治家たちが選挙シーズンになると、元老政治家たちの元へ一斉に押し寄せるのと大差ない。今年4月、候補の一人であるラファエル・グロシ国際原子力機関(IAEA)事務局長が潘前事務総長と会ったとしてSNSに写真を投稿したのは機敏な動きだ。
国際舞台には米国と中国というグローバルなスーパーパワーが存在するが、多国間外交では各国の利害関係を調和させていく総合芸術が効果を発揮する。国連通常予算の分担金規模が米国・中国・日本に次いで4位であるドイツが、最近国連安全保障理事会の非常任理事国選挙でポルトガルとオーストリアに敗れた事例を見れば、外交が力だけで成り立つものではないということが分かる。特に、職業外交官によるネットワーキングを通じた人脈や個人の手腕は、韓国のような中堅国が強大国との間で有意義な変化を生み出すうえで重要なツールとなる。
残念なことに、韓国は潘前事務総長時代に迎えた外交の飛躍期を十分に活用できなかったようだ。例えば国連では、潘前事務総長時代にいわゆる幹部職と呼ばれる事務次長補以上が2人いたが、ここ10年間は1人も輩出できていない。潘前事務総長時代に蒔いた種をしっかりと育て、今ごろには実を結んでいるはずだが、現状維持さえできていない。日本は韓国のように安保理理事国でもないが、事務次長級に2人が配置されている。国内では高官級の外交官たちが政権ごとにあちこちとポストを転々とし、「自主派(対米自立)」や「同盟派(米韓同盟重視)」といった時代遅れのイデオロギーに押され、「実力派」が居場所を見つけるのが難しい。
潘前事務総長のように国際社会に影響力を持つ最高幹部が再び現れるのは、当分難しいだろう。それだけに、政治やイデオロギーではなく国益を指針として現場を駆け回る外交人材を育成し、全面的に支援するシステムが必要だ。どの公務員組織にも政治的な外圧があるという認識は、「獅子の檻」のような国際社会に放り出された韓国が置かれた現実を鑑みれば、のんきすぎる。大国に囲まれ、多国間外交に頼らざるを得ない韓国は、実力ある外交人材の育成を通じて影響力を高めることができる。潘基文事務総長以降、失われた10年をそのまま引き継ぐことは、選択肢になり得ない。
ニューヨーク=尹柱憲(ユン・ジュホン)特派員
※ 本記事はAIで翻訳されています。
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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