▲サムスン電子の家電・テレビ・スマートフォンなどを担当する家電・モバイル部門の社員らが、100倍に達する成果給格差に抗議するため、黒い服を着用して出勤した。写真は去る6月24日、ソウル市瑞草区牛眠洞のサムスン電子ソウルR&Dキャンパスに出勤する社員らの様子。/写真=聯合ニュース
サムスン電子の家電・モバイル部門に勤務する5年目の社員Aさんは、今月6日まで応募可能なSKハイニックスのキャリア採用(中途採用)に向けた準備を進めている。就職活動をしていたころはSKハイニックスに応募すらしなかったというAさんは、最近「サムスン電子からの脱出」を決意したと語った。きっかけは、半導体部門との成果給(ボーナス)の格差だ。Aさんは「半導体部門との成果給の差が最大で100倍にも達する可能..
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▲サムスン電子の家電・テレビ・スマートフォンなどを担当する家電・モバイル部門の社員らが、100倍に達する成果給格差に抗議するため、黒い服を着用して出勤した。写真は去る6月24日、ソウル市瑞草区牛眠洞のサムスン電子ソウルR&Dキャンパスに出勤する社員らの様子。/写真=聯合ニュース
サムスン電子の家電・モバイル部門に勤務する5年目の社員Aさんは、今月6日まで応募可能なSKハイニックスのキャリア採用(中途採用)に向けた準備を進めている。就職活動をしていたころはSKハイニックスに応募すらしなかったというAさんは、最近「サムスン電子からの脱出」を決意したと語った。きっかけは、半導体部門との成果給(ボーナス)の格差だ。Aさんは「半導体部門との成果給の差が最大で100倍にも達する可能性があると聞き、会社に対する信頼が崩れた」とし、「何より、家電・モバイル部門で稼いだ資金も半導体工場の建設に投入されたはずなのに、今になって知らんぷりをする労働組合の姿勢に、『裏切られた』という思いをいっそう強く抱いた」と言及した。
【写真】サムスン電子社員の非公開カカオトークチャットルームの様子
成果給の格差に触発された、サムスン電子の半導体部門と家電・モバイル部門の社員間における「労・労対立」が、家電・モバイル部門社員の「転職ラッシュ」の兆候へと発展しつつある。今年6月にSKハイニックスが新卒・キャリア採用の募集を相次いで始めたことで、サムスン電子の家電・モバイル部門の社員はさらに動揺しているという。最近、サムスン電子の社員が集まるある非公開のチャットルームには、SKハイニックスの採用募集のリンクが貼られ、「好材料が出ました」「2026年の大脱出の始まりだ」といった反応が殺到しているとのことだ。
家電・モバイル部門は、テレビ・家電製品・スマートフォンなどを生産・販売する事業部だ。今年の半導体活況により、半導体部門の社員らが数億ウォン(1億ウォン=現在のレートで約1050万円。以下同じ)台の成果給を受け取る一方、家電・モバイル部門の社員らは「妥結金」名目の自社株600万ウォン(約63万円)のみの支給にとどまったことで、対立に火が付いた。半導体と家電・モバイルの双方の社員を代弁するとして勢力を拡大した超企業労働組合サムスン電子支部(超企業労組)に対する、家電・モバイル部門の社員らの不満も高まっている。超企業労組が会社側との賃金交渉の過程において、半導体部門の成果給の確保にばかり注力する姿勢を見せたことで、家電・モバイル部門の社員らの怒りと無力感を増幅させた―という指摘だ。
こうした中、家電・モバイル部門の社員らは「公正な報酬」を求めて集団行動に乗り出した。一斉に黒い服を着用して出勤したり、社内プロフィールのニックネームを「同じ会社、同じ権利」に変更したりして抗議の意を示したのだ。ある家電・モバイル部門社員は「会社側や超企業労組が依然として微温的な態度を崩さないので、一部の社員が転職を本格的に考える雰囲気になっている」と伝えた。同部門5年目のBさんは「課長クラスの先輩たちの中にも、ハイニックスの新卒募集に応募する人がかなりいる」と明かした。金大鍾(キム・デジョン)世宗大学経営学科教授は、「『一つ屋根の下、異なる待遇』から生じる特定部門社員の喪失感が、組織全体の力量を低下させる恐れがある」と分析した。
ハン・ヨンウォン記者
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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