ワラビとキキョウの「退場」【万物相】

2026/07/17 08:00

▲イラスト=李撤元(イ・チョルウォン)

 日本の植民地支配から解放されて2年が経った1947年、当時の朝鮮銀行(韓国銀行の前身)がソウルで初めて物価を調査した。数十品目をのぞき込んでいた調査員たちは、まもなくその必要がないという事実に気づいた。家計支出全体の半分近くをわずか3品目が占めていたためだ。コメ・薪(まき)・粉トウガラシが46.3%だった。とにかく一食摂って寒さをしのぐことが生きることのすべて、という時代だった。全国単位の消費者..

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