中国で新型コロナウイルスの感染者が急増している中、主要都市の火葬場周辺に車や人の長い列ができていることが衛星写真にとらえられた。
米日刊紙ワシントン・ポスト(WP)は9日(現地時間)、中国の火葬場や葬儀場を撮った衛星写真を分析し、現地の新型コロナ死亡者数急増により火葬施設が飽和状態にある実態を報道した。
同紙は、北京・昆明・南京・成都という中国を代表する都市にある火葬場4カ所を先月6日と24日にそれぞれ撮影した衛星写真を比較・提示した。
これらの写真は米国の民間衛星企業マクサー・テクノロジーズが撮ったものだ。
同紙は「写真を見ると、中国当局の防疫措置緩和前の先月6日は火葬場とその周辺は閑散としているが、同月24日は車や人が著しく増え、車が並んで待機する様子も見られる」と分析している。
シン・ウンソ記者