【4月21日付社説】「内乱扇動」李石基追従勢力が国家情報院を包囲してデモを行う国

 2020年7月、ソウル市内の6カ所で車両デモを行った後、国家情報院前に集結した「李石基(イ・ソッキ)釈放要求デモ」を主導したのは全国民主労働組合総連盟(民主労総)の建設労組だったという。李石基元統一進歩党議員は有事の際に国家基幹インフラを攻撃すると主張するなどして、内乱扇動容疑で収監されていた。建設労組を掌握した京畿東部連合出身者らの指示で労組員少なくとも2000人と車両500台がデモに動員された。京畿東部連合は主体(チュチェ)思想派の強硬市民運動グループだ。デモ隊は国家情報院のそばに李氏の大きな写真看板を立て、同院の入り口前には「我々の力で監獄のドアは開かれる」といった垂れ幕を掲げたクレーンも数台設置した。親北朝鮮勢力が労組に浸透した後、国家を守る安全保障機関を包囲しようとした。北朝鮮追従勢力が集会・デモの自由を保障する民主主義を利用し、まさにその民主主義を破壊しようとしたのだ。

 これは初めてではない。06年にも統一進歩党の前身、民主労働党の幹部が北朝鮮のスパイ活動を行ったとして逮捕されると、党員が国家情報院前に集まりデモを行った。ところが、そのデモ隊の一人が翌日、スパイ容疑で逮捕され、結局大法院で有罪が確定した。裁判が進行中の「清州スパイ団」事件は現在一審だけで審理期間が1年7カ月間に及んでいる。裁判官に対する忌避申し立てなど遅延戦術のためだ。拘束されていた3人はその間に全員が釈放された。自由民主を破壊しようとする勢力が重要な安全保障機関の前でデモを行い、裁判制度を翻弄する国は世界のどこにもないだろう。

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  • ▲国家情報院の入り口前で行われたクレーンデモ/民主労総建設労組

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