現代自と起亜の5月米国販売 10カ月連続プラス=エコカー健闘

【ロサンゼルス、ソウル聯合ニュース】韓国の自動車大手、現代自動車グループは2日、現代自動車(高級ブランド「ジェネシス」含む)の5月の米国販売台数は前年同月比18.4%増の7万5606台、子会社の起亜は23.4%増の7万1497台だったと発表した。そろって10カ月連続で前年同月を上回った。両社の合計販売台数は14万7103台で、前年同月比の伸びは20.8%と7カ月続けて2桁を記録した。ハイブリッド車(HV)と電気自動車(EV)を中心に、エコカーが引き続き好調だ。

 米自動車市場は繁忙期を迎え、トヨタ自動車(前年同月比6.4%増)、ホンダ(58.2%増)、マツダ(117.2%増)、スバル(28.2%増)の日本勢も販売台数を伸ばしている。

 現代で販売台数が最も多かったのは「ツーソン」で1万8038台、起亜は「スポーテージ」で1万2862台だった。

 両社ともエコカーの好調ぶりが目立つ。現代が1万3945台、起亜が1万2242台といずれも月ベースで最多の販売台数で、計2万6187台。前年同月比の増加率は8カ月連続2桁の69.0%だった。販売全体に占めるエコカーの割合も17.8%と、過去最大を更新した。

 このうちHVが1万8066台で、伸び率は80.1%と最も大きかった。起亜「ソレント」が単月で最多となる2545台(150.5%増)を記録したほか、現代の「ツーソン」(3660台)や「エラントラ」(2173台)、「サンタフェ」(1925台)なども好調だった。

 EVは米国のインフレ抑制法のあおりを受けながらも、単月最多の8105台を売り上げた。中でもEV専用モデルの現代「アイオニック5」(2446台)と同じく起亜「EV6」(2237台)がそれぞれ今年の月別で最多となった。3月に米市場に投入された「アイオニック6」(971台)の売れ行きも良かった。

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