野良犬に矢を放った40代男を在宅起訴 /済州

飼っている鶏をかみ殺した野良犬に仕返し
70センチの矢を放ち…「偶然当たった」

野良犬に矢を放った40代男を在宅起訴 /済州

 【NEWSIS】道を歩き回っていた犬に長さ70センチメートルの矢を放ち、虐待したとされる40代の男が法廷に立つことになった。

 済州地方検察庁は25日、動物保護法違反で40代の男を在宅起訴したと発表した。

 男は昨年8月25日午後7時から9時の間に、済州特別自治道西帰浦市内の自身の養鶏場周辺を歩き回っていた犬に矢を放ち、虐待したとされている。男が放った矢の長さは約70センチメートルで、犬の4番目の腰骨を貫通していた。

【写真】矢が刺さった犬のレントゲン写真

 男は、野良犬たちが以前、養鶏場の鶏約120羽をかみ殺したことに腹を立てて犯行に及んだことが分かった。男は当時「犬を追いかけて矢を放ったところ、偶然当たった」と供述したという。

 野良犬に対してずっと恨みを抱いていた男は、野良犬が再び歩き回っていたことから対策として矢を購入、弓は木と釣り糸を使って自作したとのことだ。

 今回の事件は昨年8月26日午前8時29分ごろ、済州市翰京面の道で「胴体に矢が刺さっている犬が歩き回っている」との通報があったことから発覚した。見つかった犬は苦しそうにしていて動けず、呼吸も弱かったという。

 オスのアラスカン・マラミュートのミックス犬とみられる犬には動物登録チップがなく、飼い主探しは困難を極めた。捜査に乗り出した警察は約7カ月間、周辺の防犯カメラ数百台を分析した。また、住民の情報提供を促す横断幕を掲げ、ビラ3000枚を配布するなど、さまざまな方法で捜査を展開した。投入された人員だけでも480人に達した。

 済州地検関係者は「動物虐待事犯であり、罪に相応する処罰がなされるよう公訴維持に万全を期する」「動物虐待犯罪について厳正に対応する考えだ」と語った。

オ・ヨンジェ記者

<記事、写真、画像の無断転載を禁じます。 Copyright (c) Chosunonline.com>
関連ニュース
関連フォト
1 / 1

left

  • 野良犬に矢を放った40代男を在宅起訴 /済州
  • 野良犬に矢を放った40代男を在宅起訴 /済州

right

あわせて読みたい