北朝鮮 巡航ミサイル用い「戦術核攻撃訓練」=正恩氏は軍需工場視察

【ソウル聯合ニュース】北朝鮮の朝鮮中央通信は3日、朝鮮人民軍の戦略巡航ミサイル運用部隊が2日未明、敵に実質的な核危機について警告するための「戦術核攻撃仮想発射訓練」を実施したと報じた。

 訓練は核戦闘を想定し、長距離戦略巡航ミサイル2発を朝鮮半島西側の黄海に向けて発射。ミサイルは1500キロを7672~7681秒(約2時間8分)飛行し、目標の島の上空150メートルで爆発させて核打撃任務を遂行したと主張した。

 韓国軍合同参謀本部は北朝鮮が2日午前4時ごろ、黄海上に巡航ミサイル数発を発射したと発表していた。

 一方、同通信は金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党総書記)が北西部の平安北道にある船舶用エンジン工場や重要軍需工場を視察したと伝えた。視察の日付は不明。金正恩氏は海軍の強化が欠かせないとして、党中央委員会が船舶工業の発展方向について重要な路線を提示するとの方針を明らかにした。

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