セウォル号沈没事故 元海洋警察トップらの無罪確定=韓国

【ソウル聯合ニュース】2014年4月に韓国南西部の全羅南道・珍島沖で旅客船セウォル号が沈没した事故で、初動対応が不十分だったために乗客を救助できなかったとして業務上過失致死などの罪に問われた元海洋警察庁長の金錫均(キム・ソッキュン)被告らの上告審で、大法院(最高裁)は2日、金被告を含む当時の海洋警察幹部ら関係者9人を無罪とした二審判決を支持した。

 金被告らは事故直後に救助に必要な注意義務を果たさず、445人に上る死傷者を出したとして20年2月に起訴された。一審と二審は、被告らが乗客の死亡を予見でき、その結果を回避できる措置が可能だったにもかかわらず行わなかったと立証できる条件を満たさず、業務上過失致死罪が成立しないとして無罪を言い渡していた。大法院の判決により、事故から9年余りを経て金被告らの無罪が確定した。

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