HYBEと対立のADOR きょう取締役会開催

【ソウル聯合ニュース】韓国の人気ガールズグループ、NewJeans(ニュージーンズ)が所属するレーベルADOR(アドア)の経営権などを巡り、親会社のHYBE(ハイブ)との対立が続くADORが10日、取締役会を開き、臨時株主総会の招集について議決する。業界関係者が明らかにした。

 HYBEが先月25日、裁判所にADORの臨時株主総会招集の許可を申し立てたことを受け、同30日にソウル西部地裁で関係者から意見を聞く審問が開かれ、ADORのミン・ヒジン代表側は5月10日までに取締役会を開き、5月末までに臨時株主総会を開くと説明していた。

 取締役会で今月末の臨時株式総会の招集が決まれば、HYBEの当初の想定よりも1~2週間程度、前倒しでの開催となる。

 HYBEは6月初旬に臨時株主総会を開き、ミン氏とその側近の副代表などADOR経営陣の解任案を提出する計画だった。

 ミン氏側が臨時株主総会の開催を前倒しするのは、NewJeansの新曲が発売される24日に合わせて臨時株主総会が開かれれば、「NewJeansの母」と呼ばれるミン氏に同情が集まりやすいとの狙いがあるとみられる。

 HYBEがADORの株式の80%を保有してはいるものの、ミン氏側は裁判所に、株主総会でHYBEがミン氏の代表取締役解任案の議決権を行使できないよう求める仮処分を申し立てており、ミン氏の解任はこれが認められるかどうかにかかっている。

 HYBEは、ミン氏ら経営陣の一部がADORの経営権を奪い、ADOAに所属するNewJeansのメンバーを連れて独立しようとしたと主張。現経営陣の解任に向け臨時株主総会の招集を求めていた。

 仮処分申請の審問は17日にソウル中央地裁で開かれる。

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