李在明49.42%、金文洙+李俊錫49.49% 最終得票率は保革伯仲 韓国大統領選

韓国大統領選挙の最終得票率を分析

 今月3日の大統領選挙投票直後、KBS・MBC・SBSの放送局各社が発表した出口調査によると、金文洙候補は60代(48.9%)と70代以上(64%)でのみ李在明大統領より高い支持を得ていたことが分かった。20代・30代・40代・50代では李在明大統領の方が優勢だったことが調査で明らかになった。

 今回の大統領選挙における李在明大統領の得票数は1728万7513票で、これまでの過去最多得票記録(尹前大統領の1639万4815票)を超えた。2022年の第20代大統領選挙で李在明大統領は1614万7738票(得票率47.83%)を獲得したが、3年後に行われた今回の大統領選挙では113万9775票をさらに上積みしたものだ。前回の大統領選挙と比べると、李在明大統領は得票率も約1.59ポイント上昇した。

 全国の広域市・道17カ所を基準に分析すると、李在明大統領は大邱広域市・釜山広域市・蔚山広域市・慶尚北道・慶尚南道・江原道を除く11カ所で勝利したが、過半数得票はならなかった。有権者の半数近くが保守陣営候補の金文洙候補・李俊錫候補を支持したということだ。これについて、韓国政界では「国民統合なしには国政運営も容易でないだろう」という見通しが出ている。李在明大統領の側近である共に民主党のシンクタンク「民主研究院」李漢柱(イ・ハンジュ)院長は同日、MBCラジオの番組で「国民は本当に絶妙だと思った。憲政を守らなければならないという意思表示をした一方で、『大統合せよ』というサイン(合図)を送った」と語った。また、改革新党の李俊錫候補の得票率8.34%については「若者・高齢者など、年齢ごとに引き込まなければならないというサインを強く与えているようだ」と言った。金鍾仁(キム・ジョンイン)元国民の力非常対策委員長もKBSラジオの番組に出演し「李在明大統領は冷静に判断する必要がある。結果的に言えば、過半数が李在明大統領を支持していないということだ。これからはそういう人々をどのように受け入れるかが最重要課題だ」と語った。

キム・ヒョンウォン記者

【第21代韓国大統領選】地域別得票率

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  • ▲李在明(イ・ジェミョン)大統領(左)と国民の力の金文洙(キム・ムンス)候補(右)/NEWSIS
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