韓国 きょうのニュース(6月20日)

◇総合株価指数 3年半ぶり3000突破

 20日の韓国株式市場で、総合株価指数(KOSPI)は5日続伸した。終値は前日比44.10ポイント(1.48%)高の3021.84。終値が節目の3000を上回るのは2021年12月28日(3020.24)以来3年半ぶり。KOSPIはこの日、前日比8.78ポイント(0.29%)高の2986.52で寄り付き、午前10時45分に3000.46をつけた。取引時間中に3000を超えるのは2022年1月3日(3010.77)以来およそ3年5カ月ぶりとなる。

◇李大統領がAI産業育成に本腰 企業との「二人三脚」で

 李在明(イ・ジェミョン)大統領は南東部・蔚山で開催された人工知能(AI)データセンターの発足式に出席し、大統領選の公約に掲げたAI分野で世界3位の大国となる目標に向けて第一歩を踏み出した。就任後初の産業現場の訪問先としてAIデータセンターを選んだことで、5年間の任期中にAI産業の育成を最優先課題の一つとして推進するという意志を示したものと分析される。

◇李大統領が統一部などの次官5人任命 官僚を重用

 李大統領は北朝鮮政策を担当する統一部など5官庁の次官を任命した。大統領室の姜由楨(カン・ユジョン)報道官は次官人事について、「安定感と変化を同時に満たし、各官庁がすぐに成果を出せるよう、専門官僚を配置した」として、「李政権は今後、有能な官僚を適材適所に配置する」と表明した。

◇検察の業務報告を途中で打ち切り 「大統領公約反映せず」

 検察改革を掲げる李政権で政権引き継ぎ委員会の役割を担う国政企画委員会が検察から業務報告を受けたが、途中で報告を中止させた。同委員会の報道官は「大統領の公約内容がしっかり分析されておらず、公約の履行という形式的な要件も満たしていなかった」として、「再び報告を受ける方向で議論している」と述べた。

◇在韓米国大使館が学生ビザの新規面接を再開 SNSの「公開」設定求める

 米国への留学を希望する人の学生ビザ(査証)をめぐり、在韓米国大使館が審査のための面接の新規予約受け付けを約3週間ぶりに再開したことが分かった。今回面接予約が再開されたのは、米国務省が18日(米東部時間)に外国人留学生や研修生などに対するビザ発給関連の手続きを再開すると発表したことを受けたものだ。学生ビザ取得のための面接は先月から予約の受け付けが一時停止されていた。

◇首都圏などに大雨警報 政府安全対策本部が警戒態勢

 行政安全部は首都圏と江原道に大雨警報が発令されたことを受け、同日午後2時半をもって、中央災難(災害)安全対策本部の非常対応レベルを第1段階に設定したと発表した。気象庁によると、現在首都圏と江原道を中心に1時間当たり30ミリ程度の強い雨が降っている。20~21日の予想降水量は多いところで首都圏が120ミリ以上、江原道が120ミリ以上、忠清道が180ミリ以上、全羅北道が180ミリ以上となっている。

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