北が拘束中の韓国人6人は? 李在明大統領に質問した米記者「フェイクニュース広めたとか身の安全に気を付けろと言われた」

米国の北朝鮮専門メディア「NKニュース」所属の記者「両陣営が私の質問を政治的武器として利用」
共に民主党の尹建永(ユン・ゴンヨン)議員が記者を批判「断定的表現な言い回しは遺憾」

北が拘束中の韓国人6人は? 李在明大統領に質問した米記者「フェイクニュース広めたとか身の安全に気を付けろと言われた」

 今月3日の李在明(イ・ジェミョン)大統領の記者会見の際、今も北朝鮮にいる韓国人拉致被害者について質問したNKニュースのチャド・オキャロル記者が「身の安全に気を付けろとか、また先の文在寅(ムン・ジェイン)政権の元幹部からは『フェイクニュースを広めた』と非難を受けた」「北朝鮮の強制労働収容所で少なくとも10年過ごした拉致被害者の状況とは関係なく、私の質問は(韓国で)政治的な攻撃材料として利用されている。ただしこうなることを意図したわけではない」との考えをSNS(交流サイト)を通じて伝えた。オキャロル記者は現在、米国の北朝鮮専門メディア「NKニュース」の最高経営責任者(CEO)かつジャーナリストで、北朝鮮の内部事情などに深く切り込む記事を書いてきたことで知られる。

【写真】李在明大統領「初耳」発言の様子

 オキャロル記者は先日自らのSNSに「李在明大統領の予想外の回答で韓国の政界では波紋が広がり、私も今なおその影響を受けている」「韓国の政界が残酷な形で分裂する中、私は(会見で質問してから)24時間後に想定外の批判を受ける人間になった」とした上で上記のように伝えた。会見でオキャロル記者が李在明大統領に「北朝鮮に抑留中の韓国人拉致被害者対策」について質問したところ、李在明大統領は「初めて聞く話だ」と述べ、直後にマイクを受け取った韓国大統領室の魏聖洛(ウィ・ソンラク)国家安全保障室長も「時期を把握したい」として言葉を濁した。その後、韓国大統領室は火消しに乗り出したが、韓国人拉致被害者の存在を李在明大統領が認識していなかったとの批判が政界から噴出している。

前のページ 1 | 2 次のページ
<記事、写真、画像の無断転載を禁じます。 Copyright (c) Chosunonline.com>
関連フォト
1 / 1

left

  • 北が拘束中の韓国人6人は? 李在明大統領に質問した米記者「フェイクニュース広めたとか身の安全に気を付けろと言われた」
  • 北が拘束中の韓国人6人は? 李在明大統領に質問した米記者「フェイクニュース広めたとか身の安全に気を付けろと言われた」

right

あわせて読みたい