英紙ガーディアン「世界を席巻する韓国映画とK-POP、国内では根本的な変化と不確実性に直面」

 劇場公開された映画が動画配信サービスに移るまでの期間が短くなったことも影響を及ぼしている。ガーディアンは「観客がわざわざチケットを買う理由がなくなってきた」として「映画館は、IMAX(アイマックス)やドルビーといった高級シアターに大々的に投資しているが、韓国映画の供給が安定しなければ、こうしたアップグレードだけでは持続的な回復は見込めない」と指摘した。

 危機に直面しているのはK-POPも例外ではない。ガーディアンは「長期間にわたって韓国の最も強力な文化輸出品の一つと考えられてきたK-POPも、同様に不確実な時期に入っている」と分析した。CDなど実物アルバムの販売枚数は2024年に19.5%減少し、10年間で初めて減少に転じた。この状況を受けて各芸能事務所は世界ツアーに舵を切り、新たな収益モデルを探り始めている。

 アリゾナ州立大韓国学科のチョン・アルム教授は「K-POPの芸能事務所は中核となるファンダム(熱狂的なファン層)にターゲットを絞り始めた。そのため、大衆に広く支持されることをある程度諦めた」と指摘した。その上で「このような偏狭な視点が、アイドルのオーディション、レッスン、マーケティング方式に影響を与えた」「しかし、こういったアプローチの仕方が、BTSやBLACKPINKのようにK-POPの黄金期を支えた『画期的なグローバル現象』を再び生み出せるかどうかは疑問」と指摘した。

 ガーディアンは「主要な芸能事務所各社はグローバル市場を狙って事業を拡大しているが、それが逆にK-POP固有のアイデンティティーを毀損(きそん)するというリスクもある」とつづった。チョン教授は「韓国のエンターテインメント産業は今後も収益を生み出すと考えられるが、金銭的な成功だけでは創造的な革新を保障することはできない」として「『KPOPガールズ! デーモン・ハンターズ』のように世界中の人々の心をつかむ作品を再び生み出すのは難しいだろう」と指摘した。

キム・ガヨン記者

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