共に民主党の秋美愛(チュ・ミエ)議員が京畿道の住民に対し、「2等市民意識」「亜流市民」などの表現を使ったことが明らかになり、物議を醸している。秋美愛議員は「1等の京畿道を作るという意味だった」と釈明しているが、国民の力など野党だけでなく、共に民主党など与党からも「軽率だった」「不適切な表現だった」という指摘が出ており、波紋が広がっている。
問題の発言は今月11日、秋美愛議員がMBNの時事番組『チョン・ウンガプの集中分析』に出演した時に飛び出した。
法制司法委員会の委員長を務めている秋美愛議員は同番組で、今年6月の地方選挙時、京畿道知事選に出馬するかどうかを司会者に尋ねられた際、うなずいて「心の準備はしっかりとできている」と答えた。
そして、「今まで京畿道はアイデンティティーが不足していた。職場はソウルが中心で、教育もソウルなので、『ソウルで競争に遅れを取ったら京畿道に移転するのか』という2等市民意識、京畿道独自のアイデンティティー、そうした問題は実に解決が難しかった」と言った。
その上で、「交通や教育…さまざまな問題で交通費を多く払っているが、通勤・通学地獄を体験しなければならない京畿道住民たちのことを考えれば、すぐに理解できるだろう」と言った。
また、「未来の京畿道はそのような亜流市民から抜け出し、京畿道ならではのアイデンティティー、文化・教育・交通のさまざまな面で、住居・雇用の面で、持つべきものが持てる、そうした1等京畿道を一度作ってみたい」と述べた。
秋美愛議員のこのような発言が放送されるや、京畿道在住の主婦向けインターネット掲示板や住民向けのネット・コミュニティー・サイトには「私たちはソウルで競争に負けたから京畿道に来たのか?」「私たちは2等市民なの?」「亜流市民から抜け出さなければならないだって?」など、さまざまな声が寄せられた。
政界でも、「地域差別的な発言だ」「かつての『離富亡川』暴言騒動が再び発生した」などの反応が出ている。「離富亡川」とは、2018年にある国会議員が「離婚したら(京畿道)富川市に行き、破産したら仁川市に行く」と、ソウル近郊の地方都市をさげすむ発言をしたことを指す。京畿道が選挙区の共に民主党議員は「京畿道をより暮らしやすくしたいという意味だったとしても、不適切な話し方・言語的表現だった」と批判した。
国民の力は14日、広報担当者の論評で「京畿道の知事を目指そうという政治家が、自身を支持してくれた道民に『2等市民』などと言うこと自体、資格なしだ」「共に民主党には地方を見下すDNAでもあるのか」と述べた。
共に民主党の金炳周(キム・ビョンジュ)議員=京畿道南楊州乙選挙区=は交流サイト(SNS)「フェイスブック」に「京畿道は既に1等だ。今回はその価値の待遇を受けるべき番だ。京畿道はソウルから追い出された2番目の選択肢ではない。ソウルの影でもないし、代案でもない」と投稿した。
秋美愛議員室側はこのようなメディア報道や政界からの指摘に対し、「京畿道をソウル市より劣ると見なす古い認識を変え、京畿道の潜在力と位置づけを正し、『1等の京畿道』にするという意味だ。一部の表現だけを切り取り、発言全体の文脈が歪曲(わいきょく)されている。遺憾だ」としている。
盧錫祚(ノ・ソクチョ)記者