李華泳(イ・ファヨン)元京畿道副知事が主張するいわゆる「サーモン飲酒パーティー」について、裁判所はこれを虚偽と判断し、李華泳元副知事に一審で懲役4カ月を宣告した。李華泳元副知事は2024年の国会聴聞会で「検察は捜査過程で、供述を操作・誘導するためにサーモンの刺し身と焼酎を提供してきた」と証言したが、後にこれが偽証とされ起訴された。与党・共に民主党は李華泳元副知事の主張を根拠に「李在明(イ・ジェミョン)大統領に対する検察の捜査・起訴は捏造(ねつぞう)」として公訴取り消しを主張しているが、その重要な根拠が一審で崩壊したのだ。
裁判所が有罪と判断した理由は「李華泳元副知事による陳述の一貫性欠如」だった。至極常識的な判断だ。李華泳元副知事は「酒が提供された」と主張したが、その日時と場所について何度も異なった説明を行った。酒についても最初は「酒を飲んで顔が真っ赤になった」と説明したが、裁判では「酒は飲んでいない」と主張を変えた。自らの主張と食い違う事実関係が明らかになるたびに、臨機応変に言い分を変えたのだ。反対陳述を行った証人たちの主張はほぼ一貫しており、これは政権が変わった後も同様だ。
李華泳元副知事の主張は最初からその事実関係に疑念が持たれていた。李華泳元副知事は当初、検察に対し「李在明知事(当時)に、北朝鮮に送金したことを報告した」と陳述した。この陳述で李在明大統領が窮地に追い込まれ、周囲から裏切り者扱いされると、今度は「サーモン飲酒パーティー」「供述が操作・誘導された」などと言い始めたのだ。この主張を裁判所が認めなかったのは今回が初めてではない。すでに懲役7年8カ月が確定した李華泳元副知事による北朝鮮への送金と贈収賄事件でも、彼の主張は最後まで事実とは認められなかった。
問題はこのずさんな主張を神棚に祭るように受け入れてきた共に民主党の態度だ。いかなる手段を使ってでも李在明大統領に免罪符を与えることが最優先とされたからだ。共に民主党は捜査を担当した検察官に対する聴聞会を開き、国政調査を行った。さらに「決定的な証拠が出た」として捏造した内容で起訴する特別検察官法の制定を何の根拠もなく目指している。しかもこれを「時代の命令」などと堂々と口にしている。
今回の判決が出た後も共に民主党議員らは「結果は有罪だが、実質無罪」などと意味不明なことを言いながら、特別検察官を引き続き推進するという。うそを根拠に国の司法システムを揺るがそうとしているのだ。