このところ「中小ドル(中小芸能事務所所属のアイドル)の奇跡」と呼ばれてきたガールズグループ「RESCENE」が、デビューから2年で初めて音源チャートの首位に立ち、新興の「音源強者」へと浮上した。メンバーのウォニがオンラインコンテンツで使用した方言の口調がイルベ(日刊ベスト貯蔵所。保守系のネットコミュニティ)の語法と似ているという主張が行われたが、彼女たちの人気に大きな影響はなかった。
【写真】新人ガールズグループRESCENE、「ラブリーな美しさ」
9日、音源プラットフォーム「Melon」によると、RESCENEが2024年に1stミニアルバムのリード曲として発表した「LOVE ATTACK」が、前日の午後10時ごろにMelonの「TOP100」チャートで頂点に立った。翌日には2位圏へと順位を下げたものの、3カ月前の時点でもこの曲はTOP100にすら入っていなかった。しかし、先月に5位へと一気に順位を上げると、ついに頂点を極めた。RESCENEが先輩ガールズグループ「KARA」の原曲「Pretty Girl」をカバーして今月8日に発表した音源は、発売当日にすぐさまMelonのTOP100チャートで最高順位5位をマークした。RESCENEはこの日、ライブ配信を通じて「本当にすべてファンのみなさんのおかげ」「もっと上手になって、一生懸命がんばる」と語り、大粒の涙を流した。
RESCENEのチャート逆行が始まったのは、メンバーのウォニとミナミが披露した、いわゆる「ギャル」コンテンツのおかげだった。日本出身のミナミと慶尚南道巨済出身のウォニが、一緒に撮影した動画をユーチューブのチャンネルに投稿し始めたのだ。ミナミが動画の中で、特有の鼻にかかった口調で叫んだ「巨済ヤッホー!」がオンラインのミーム(流行の表現)になり、人気を集めた。Melonによると、このミームの流行によりRESCENEの音源順位が垂直上昇した。「巨済ヤッホー」動画を起点に、Melon内での「RESCENE」検索ユーザー数が6550%増加し、楽曲「LOVE ATTACK」のストリーミングも6月末を起点に最高2019%増加したことが分かった。
ここ5年の韓国歌謡界において、中小芸能事務所出身のアイドルグループが音源チャートでTOP10の上位圏に食い込む成績を収めた事例は、2023年のガールズグループH1-KEYの楽曲「建物の間に咲いたバラ(Rose Blossom)」、2021年のBrave Girlsの「Rollin'」くらいだ。これについて、RESCENEの人気を巡り「ファンが『ドブから出てきた竜(貧困や逆境を克服して成功した人)』を応援しているのだ」という分析もある。
最近RESCENEが予期せぬ「イルベ論争」に巻き込まれたことも、かえって関心を引きつける結果になったという分析が出ている。最近メンバーのウォニは、他のメンバーの家を見て回る動画の中で、故郷の方言で「ムソプノ」と言ったが、これが語尾に「〜ノ」がつくイルベ式の語法を連想させるという一部の主張に直面したのだ。大衆音楽界のある関係者は「こうした主張がグループの明るいイメージと対比され、イルベ云々と言う人々の方がむしろ無理な主張をしているという印象を与えたようだ」とし、「その直後に楽曲がチャートの頂点に立ったことが、これを示している」と語った。