▲出所1周年を記念する行事で、「摂理」総裁・鄭明析被告とナンバー2とされる人物が一緒に撮影した写真。写真提供=大田地方検察庁

 複数の女性信者に性的暴行を加えたり、強制わいせつ行為に及んだりしたとして起訴された宗教団体「キリスト教福音宣教会(通称:JMSまたは摂理)」総裁の鄭明析(チョン・ミョンソク)被告(78)に重い懲役刑が言い渡された。

▲身長170センチメートル以上の若いチアリーダーたちと一緒に写真を撮った鄭明析被告。写真=news 1

 大田地裁刑事第12部(羅相勲〈ナ・サンフン〉部長判事)は22日、準強姦(ごうかん)や強制わいせつなどで起訴された鄭明析被告に懲役23年を言い渡した。

 鄭明析被告は2018年2月から2021年9月まで、忠清南道錦山郡の修練院などで23回にわたって香港の女性信者に性的暴行を加えたほか、オーストラリアの女性信者(30)と韓国人女性信者にわいせつ行為をしたとして逮捕・起訴されていた。

 鄭明析被告は自らをメシア(救世主)と名乗って信者たちを洗脳した後、犯行に及んでいたことが明らかになった。同被告は「女性信者たちは洗脳、あるいは抗拒不能な状態ではなかった。私は人間だと繰り返し説教してきた」と起訴内容を否認していた。

 検察は「多数の女性信者に対して性犯罪に及ぶなど、悪質だ」として懲役30年を求刑していた。

ソン・ボクギュ記者

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