今月10日に韓国国会議員総選挙が行われる中、与党・国民の力は2日、MBCが最大野党・共に民主党公認の金俊ヒョク(キム・ジュンヒョク)候補(京畿道水原市丁選挙区)による「妄言」問題について報道した際、共に民主党ではなく国民の力のロゴを挿入する「悪意ある報道」をしたとして、法的措置を取ることを明らかにした。

 国民の力は同日夜、メディア向けの告知で、「MBCは今日、(同局のニュース番組)『ニュースデスク』で、金俊ヒョク候補の妄言に対して報道した際、悪意の込められた画面配置で共に民主党ではなく国民の力のロゴを出した。悪意ある報道に対しては強く対応する」と述べた。

 MBCは同日夜の『ニュースデスク』で、「民主・金俊ヒョク妄言波紋」という見出しにより関連内容を報道したが、ニュースキャスターの背景画面には金俊ヒョク候補の写真と共に、国民の力のロゴと梨花女子大学のロゴを並べた。

 MBCのキャスターは金俊ヒョク候補の写真と国民の力・梨花女子大学のロゴが並んで登場する背景画面の前でニュースを伝え、「歴史学者出身の金俊ヒョク候補は『記録を根拠に話した』と反論しているが、国民の力だけでなく梨花女子大学側も批判に加わった」と言った。

 これに対して、国民の力は「期日前投票まであと三日という時点で、悪意のある選挙妨害をしたとしか思えない。国民の力はこのようなMBCの選挙妨害行為に対して強力な法的措置を取るだろう」と述べた。

 MBC『ニュースデスク』の元キャスターで、ソウル市松坡区乙選挙区から出馬する現職の裵賢鎮(ペ・ヒョンジン)候補=国民の力=も同日、交流サイト(SNS)「フェイスブック」に「この方は国民の力の候補者ですか? なぜMBCは『梨花女子大学の学生が性上納させられた』という共に民主党候補の汚い妄言に、国民の力のロゴをつけてニュースを流したのですか?」と批判した。

ヤン・ジヘ記者、キム・ミョンイル記者

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