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「注文したのに何が悪いの?」 駐韓米国大使館で面接受けるCAたち、手荷物でスタバ30-40席占領し物議 /ソウル
ソウル・光化門の駐韓米国大使館近くにあるスターバックスで、毎朝のように「カバン戦争」が繰り広げられている。テーブルと椅子の上に数十個のバッグが置かれ、一般の利用客が座れない状況になっているのだ。
【写真】客はいないのに…CAたちの荷物だけが大量に置いてあるスタバの店内
目撃者の話によると、今月9日午前7時ごろ、このスターバックスの店内はフロア片側の8割に当たる30-40席がバッグで占領されていた。利用客はおらずバッグだけが置かれていたのだ。バッグの持ち主はある国籍の航空会社の新人乗務員たちで、米国大使館で乗務員ビザの面接を受けている間、スターバックス店内をまるで手荷物預かり所のように使っていることが分かった。
店長は「30人でやってきてドリンクを5-10杯ほど注文し、バッグだけ置いて全員出て行く。そして(面接が終わった)2時間後に戻ってくる」として「店員の話では、最近だけで少なくとも5回来ているという」と説明した。
店長はまた「他の利用客のために『バッグを移動してほしい』と言うと、『注文したのに何が問題なのか』と開き直っていた」と明かした。その場面を見ていた市民のAさんも「『何か悪い事でもしたというのか?』と言わんばかりに店員とずっと言い争っていた」「誰か座っている人がいればそんなに怒られないだろうに」と話した。
米国大使館はテロのリスクなどを理由に、スーツケースなど大型バッグの持ち込みを禁止している。それでも乗務員たちがバッグを持参しているのは、飛行業務以外の時間にも決められた服を着用し、既定の品物を持参しなければならないという航空会社の文化と関係しているのではと分析されている。
通常は企業単位でのビザ面接の際には、貸し切りバスを利用して車内で手荷物を保管するケースが多いが、この航空会社は最近になってバスの利用をやめたという。この航空会社はライバル会社に買収され、昨年は巨額の赤字を計上した。
航空会社側は「店の利用客と店側にご迷惑をおかけして申し訳ない」とした上で「このようなことが繰り返されないよう、社員への周知と教育を強化したい」と明らかにした。
スターバックスは注文していない顧客の座席利用も認めているが、利用客がテーブルの上にパソコンやプリンターを設置したり、間仕切りを広げて使用したりするなど、いわゆる「コモンズの悲劇(誰もが利用できる資源が無秩序に利用されること)」が相次いでいる。
スターバックスの関係者は「長時間にわたって座席を離れる場合は所持品の盗難・紛失のリスクがあるため、荷物を持って移動するよう注意を促している」と説明した。
キム・チュンリョン記者