裁判
被告人・尹錫悦、現在六つの裁判で一審進行中 内乱罪できょう判決
19日に内乱首謀者容疑に対する一審宣告が下されたら、尹錫悦(ユン・ソンニョル)前大統領は一審裁判だけで残り六つになる。先に今年1月、高位公職者犯罪捜査処(公捜処)の逮捕を妨害した罪で懲役5年の言い渡しを受けたのに続き、19日に二つ目の一審判決が出るわけだ。
【表】被告人・尹錫悦の八つの裁判
内乱特別検察官(特検)が昨年11月に起訴した「平壌無人機潜入」疑惑関連の外患(一般利敵容疑)事件の一審は、現在非公開で証人尋問手続きが進んでいる。内乱特検は、尹・前大統領が韓悳洙(ハン・ドクス)前首相の裁判に証人として出廷して偽証した事件も裁判にかけたが、これは今月26日に予定されている準備期日を最後に4月から正式な裁判に入る。
尹・前大統領の配偶者である金建希(キム・ゴンヒ)夫人関連の各種疑惑を捜査してきた金建希特検は、二つの事件で尹・前大統領を起訴した。尹・前大統領が金夫人と共謀して「政治ブローカー」のミョン・テギュン被告から無償で2億7440万ウォン(現在のレートで約2920万円)相当の世論調査の提供を受けた容疑(政治資金法違反)の裁判は、1月に準備期日を終え、来月17日に最初の正式裁判が開かれる。尹・前大統領が第20代大統領選挙の過程で虚偽事実を公表したという公職選挙法違反容疑事件は、裁判部の割り当てのみが行われた状態で、まだ公判期日は決まっていない。
海兵特検が起訴した殉職海兵捜査外圧容疑(職権乱用等)事件は、公判準備手続きが進んでいる。捜査対象だった李鐘燮(イ・ジョンソプ)元国防相を尹・前大統領が駐オーストラリア韓国大使に任命した容疑(犯人逃避等)は、来月31日に正式な裁判が始まる。ただし、今月23日の裁判官定期人事に伴って裁判部変更の可能性があり、日程が遅れることもあり得る。
先に1月16日、ソウル中央地裁刑事35部(裁判長:白大鉉〈ペク・テヒョン〉部長判事)は、尹・前大統領が警護処の職員を動員して公捜処の逮捕状執行を妨害した事件の一審で懲役5年を言い渡した。特検と尹・前大統領側はいずれも一審判決を不服とし、同事件は今月23日にソウル高裁に設置される「内乱専担裁判部」で控訴審が行われる予定だ。
一方、昨年1月19日に勾留された尹・前大統領は、昨年に続き今年も旧正月(今年は2月17日)の名節を拘置所で迎えた。旧正月当日はソウル拘置所の独房で、朝食として提供されたトックク(韓国の雑煮)を食べたという。
キム・ナヨン記者