政治総合
李大統領「自分のやるべきことも分からないのか」…業務報告中、機関長に警告
李在明(イ・ジェミョン)大統領は16日の業務報告で、「いまだに自分が何の仕事をしているのか分かっていない機関長がいる」とした上で「あってはならないことだ」と公の場で厳しく叱責した。李在明大統領は「その機関の最も重要な業務について、基本的な概要すら把握できていないのであれば、これは到底容認できない」とした上で「徹夜をしてでも、自分の業務の最低限は把握してから来るように、とあらかじめ警告の言葉を伝えておく」と述べた。
【図】李在明大統領不支持49.7%、初めて支持上回る
李在明大統領は同日、「国民があれほど一生懸命に税金を納めているのに、それによって享受できる恩恵はすべて享受しておきながら、法律と国民が委任した職務について最低限の関心すらないなんて、それでいいいいと思っているのか」とした上で「公職者の1時間は、5200万時間の価値がある」と指摘した。さらに「その厳しさをきちんと認識できていないのではないか、という気がした」と語った。
李在明大統領の発言は、一部の機関長の答弁態度を標的にしたものとされている。15日、経済・産業分野の業務報告で、李在明大統領は韓国住宅金融公社のキム・ギョンファン社長に対し、伝貰(チョンセ=契約時にまとまった額の保証金を預かり、月家賃がない不動産賃貸方式)詐欺の被害によって支払われた返済額の規模はいくらかと質問したが、キム社長は即答できなかった。これに対し、李在明大統領は「何千ウォンか、何万ウォンか、何億ウォンか、何十億ウォンか、何百億ウォンか、何兆ウォンか。後で教えてください」と迫った。キム社長は、尹錫悦(ユン・ソンニョル)前政権のときに任命された人物だ。
李在明大統領は16日の保健福祉分野の業務報告でも、やはり尹政権のときに任命された韓国麻薬退治運動本部のソ・グクチン理事長に対し、「以前の業務報告のときの方ですか」と問い掛けた上で、「業務の把握はきちんとできていますか」と尋ねた。これに先立ち、李在明大統領は昨年12月の第1回省庁業務報告の際、ソ理事長が薬物関連犯罪で服役中の受刑者への教育に関する質問に適切に回答できなかったため、強く叱責したことがある。当時、国民の力出身の李鶴宰(イ・ハクジェ)前仁川国際空港公社社長も、李在明大統領から「ずいぶんと話が長いですね」といった叱責交じりの発言を耳にしていた。
李在明大統領は、放送メディア通信委員会の業務報告においては「放送・通信を振興することも大切だが、悪用されないようにすることの方がはるかに重要な役割だ」とした上で「違法な情報や虚偽情報の流通に対し、非常に徹底した対応と予防ができるよう努めてほしい」と求めた。さらに「振興は市場を尊重しながら必要な支援を行えばよいだろうが、問題は偽情報を悪用して私的な利益を得たり、政治的攻撃の手段に利用して社会的分裂・葛藤を引き起こしたりすることだ」と指摘し、「規制機関としての役割を全うすべきだ」と強調した。