21世紀版アヘン戦争? 米国で中国産「フェンタニル」中毒がまん延

2022/12/31 18:00

「中毒性がモルヒネの100倍」とされるフェンタニル 18-49歳米国人の死亡原因1位

 米国で麻酔用鎮痛剤「フェンタニル」の中毒が深刻な社会問題として浮上し、この問題を巡ってフェンタニルの原料最大生産国であり輸出国でもある中国と激しく対立している。中国はかつて清の時代だった19世紀に英国により仕掛けられたアヘン戦争で被害を受けたが、今は米国に密輸された麻酔用鎮痛剤の原料を提供し続けており、影響で「21世紀版アヘン戦争が起こりかねない」ともささやかれている。

 フェンタニルは本来は鎮痛..

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