30年間パーキンソン病で闘病、63歳男性患者が歩いた スイス連邦工科大

2023/11/09 11:10

スイスの研究チームが60代患者の脊髄に電極埋め込み 一日6回転倒していた患者、つえなしで6㎞歩く

▲イラスト=UTOIMAGE

 一日6回転倒していた重症のパーキンソン病患者の脊髄(せきずい)に電極を埋め込んだところ、画期的に歩行能力が改善された。この患者は移植から2年が経過した現在、つえなしで一度に6キロメートル、転ばずに歩くことができるようになった。より大規模な臨床研究が必要だが、発病すると次第に全身の運動障害を起こすパーキンソン病はもちろん、四肢まひの患者の治療にも重要な進展だと評価されている。

【写真】二足歩行ウェア..

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