▲イラスト=UTOIMAGE
最近米国では朝4時に起きて一日を始めるいわゆる「極限ミラクルモーニング(普段起きる時間よりも早く起床し読書や運動などで自己管理を行う活動)」が流行しているという。
【写真】氷水に顔を…SNSで話題になっている早朝のモーニングルーティン動画
米ウォールストリート・ジャーナルなど複数の外信が報じた。報道によるとこれらのモーニング・ルーティンはティックトックやユーチューブなどSNS(交流サイト)を通じて..
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▲イラスト=UTOIMAGE
最近米国では朝4時に起きて一日を始めるいわゆる「極限ミラクルモーニング(普段起きる時間よりも早く起床し読書や運動などで自己管理を行う活動)」が流行しているという。
【写真】氷水に顔を…SNSで話題になっている早朝のモーニングルーティン動画
米ウォールストリート・ジャーナルなど複数の外信が報じた。報道によるとこれらのモーニング・ルーティンはティックトックやユーチューブなどSNS(交流サイト)を通じてミームのように広がっている。今年3月にはフィットネスコーチでインフルエンサーのアシュトン・ホールさんが午前3時55分に起きて口にテープを貼り、サラトガウオーターで満たした氷水に全身で漬かり、バナナの皮で顔をマッサージするルーティン動画を公開して話題になった。
その後も歌手のエド・シーランや外国語学習アプリ「デュオリンゴ」など有名人や企業が相次いで同じような動画をパロディー化したこともあり、早起きがある種の流行のように広がっているようだ。
実際に早起きを実践する人も増加傾向にある。米フロリダ州に住むデジタルコンサルタントのデイブ・ド・セスペデスさんは毎朝4時30分に起き、ブラックコーヒーを飲んでから子供が起きるまでの2時間に高度の集中業務を行う。米ロングアイランドで建築資材卸会社を経営するダーク・ゴーマンさんもウォールストリート・ジャーナルの取材に「朝4時20分ごろに起きて運動と仕事を並行して行い自分に投資している」と説明し、早朝ルーティンの効果を強調した。
サウナや氷水への入水、定期的な断食なども早朝ルーティンの一部として定着している。米ニュージャージー州サドルブルックの24時間フィットネス「パワーハウス・ジム」の関係者は「毎朝4-5時の間に来る会員層が形成されている」とした上で「ボディービルの大会やHYROXのような高強度の大会に向けて準備する人の他にも、静かな雰囲気を楽しむため朝早く来る人も多い」と説明した。
このように早起きは今や最高経営者(CEO)だけでなく一般人の間でも「成功の公式」として定着しつつあるようだ。以前からディズニーのロバート・アイガーCEO、アップルのティム・クックCEOなどグローバル企業のトップらは自分だけの朝のルーティンを成功の秘訣(ひけつ)とし、勤勉な生活習慣の重要性を訴えてきた。
起業家精神について研究する作家のエリック・ベイカーは「ビジネスリーダーの間で誰がより多くの業務を消化できるかが競争の鍵となり、早起きが一種のトレンドとして定着した」と語る。
ただし専門家は「早起きの習慣を健康にプラスとするにはまずは睡眠管理が必要」と指摘する。「Sleep to Heal(良い眠りこそ治療)」の著者でインディアナ睡眠センターの医療責任者Abhinav Singhは「良質な睡眠は最適な健康状態をつくる基本的な要素だ」「無理な早起きは逆に身体のリズムを崩す恐れがある」と警告している。
ヒョン・ジョンミン記者
チョソン・ドットコム/朝鮮日報日本語版
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