▲イラスト=UTOIMAGE
少子化と高齢化による人口構造の変化が、女性の代表的ながんである卵巣がんの発生リスクを高めているとの研究結果が示された。2024年時点で韓国の卵巣がん患者は2万6000人で、主に50代から60代前半に発生している。
■韓国人の死因7位は認知症、1位は?
カトリック大学議政府聖母病院のキム・ジンヒ教授(産婦人科)の研究チームは最近、韓国国民健康保険公団のビッグデータを基に40歳以上の女性228万557..
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少子化と高齢化による人口構造の変化が、女性の代表的ながんである卵巣がんの発生リスクを高めているとの研究結果が示された。2024年時点で韓国の卵巣がん患者は2万6000人で、主に50代から60代前半に発生している。
■韓国人の死因7位は認知症、1位は?
カトリック大学議政府聖母病院のキム・ジンヒ教授(産婦人科)の研究チームは最近、韓国国民健康保険公団のビッグデータを基に40歳以上の女性228万5574人を約10.7年間にわたり追跡調査した結果を、米国医師会の雑誌「JAMA Network Open」の最新号で発表した。
研究チームは、卵巣がんの発生に影響を与える主な生殖因子として▲初潮の時期▲出産回数▲母乳の授乳-を挙げた。これらを基に分析した結果、初潮の時期が遅く、出産回数が多いほど、卵巣がんのリスクは減少した。12歳より前に初潮を迎えた女性は、16歳以降に初潮を迎えた人に比べて卵巣がんの発生リスクが高かった。2回以上出産した女性は、出産経験のない女性に比べて顕著に発生リスクが低かった。12カ月以上、母乳を与えていた場合は、閉経前の卵巣がんリスクを低下させる効果があった。これは、排卵を抑制する期間が長いほど卵巣の上皮細胞の損傷が少なくなるためだと分析されている。
研究チームはまた、1930-50年代に生まれた女性と1960年代に生まれた女性を比較・分析したとき、1960年代生まれの女性は以前の世代に比べて出産回数が減ったことで、卵巣がんを防ぐ効果が相対的に弱くなっていると分析した。かつては多産が卵巣がんから体を守る役割を果たしていたが、出生率の低下や初産年齢の高齢化により、卵巣保護効果が薄れてしまったわけだ。
キム・ジンヒ教授は「少子化・高齢化が女性のがんの発生リスクを根本的に変化させている」として「卵巣がんの高リスク群選別を通じた公衆衛生戦略が必要だ」と指摘した。
金哲中(キム・チョルジュン)医学専門記者
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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