▲イラスト=李撤元(イ・チョルウォン)
「四柱推命も結局は統計だというのなら、データ量がはるかに多いAI(人工知能)の方が、赤ちゃんの名前もよりうまく付けられるのではないでしょうか」
先月ソウルのある大学病院で双子の女の子を出産したカンさん(36)は、子どもの名前をAIに付けてもらった。カンさんは、双子が生まれた日時、夫と共にあらかじめ考えておいた韓国語の名前の候補を、グーグルのAI「ジェミニ」(Gemini)に聞いてみた。ジェミニは..
続き読む
▲イラスト=李撤元(イ・チョルウォン)
「四柱推命も結局は統計だというのなら、データ量がはるかに多いAI(人工知能)の方が、赤ちゃんの名前もよりうまく付けられるのではないでしょうか」
先月ソウルのある大学病院で双子の女の子を出産したカンさん(36)は、子どもの名前をAIに付けてもらった。カンさんは、双子が生まれた日時、夫と共にあらかじめ考えておいた韓国語の名前の候補を、グーグルのAI「ジェミニ」(Gemini)に聞いてみた。ジェミニは、その名前に合わせて子どもたちの四柱に不足している五行の気を補う漢字を推薦した。カンさんは「第3子が生まれても、わざわざ数十万ウォン(数万円)も支払ってまで姓名判断鑑定士を訪ねることはないと思う」と話した。
【写真】中国のAI俳優リン・シーイェンとチン・リーユエ
子どもの名前を付ける際、名付け相談所や哲学館(四柱推命鑑定所)に代わってAIを活用する若い親たちが増えている。AIの利用料金以外に別途命名費用がかからない上、統計を基に回答を提示するため、人間の姓名判断鑑定師に劣らないといった認識が広がっているためだ。AI命名に対する若い夫婦たちの関心は、ポータルサイトの検索件数からも確認できる。ネイバー・データ・ラボによると、先月の「名付け相談所」や「哲学館」の検索件数は2024年4月に比べて31%減少した。一方で「AI命名」「AI四柱推命」といった単語の検索件数は、2年間で10倍に増えた。
これまで伝統的な命名には四柱推命が活用されてきた。四柱は年・月・日・時と性別の組み合わせを基準とする。これを基にした組み合わせは103万6800通り。通常は子どもの生年月日と生まれた時間、性別から四柱を分析し、不足している五行の気を補うことができる漢字を名前として推薦するやり方だ。しかしAIは、四柱だけでなく、親の好みや時代の流行まで反映した名前を推薦するという。
今年3月に息子を授かったイさんは、AIを通じて子どもの四柱に不足している水と土の気を盛り込んだ名前を推薦された。さらに、実際に呼びやすいかどうか、英語で表記した場合も自然かどうか、友人たちにからかわれる可能性はないかどうかまで分析し、名前を決めたという。
AIブームに、名付け相談所や哲学館は頭を抱えている。蔚山で姓名判断鑑定士を営むパク・ホンさん(62)は「昨年から客が半数以下となり、今では副業をしなければ持ちこたえられない状況」とし「訪ねてくる顧客のほとんどは、AIが付けてくれた名前がいいかどうかを見てほしいと言ってくる」という。さらに「最近では『AIが付けた名前を鑑定します』という文句の宣伝広告まで出している」と最近の事情に触れた。
一部の名付け相談所は、ブログやソーシャルメディア(SNS=交流サイト)に「AI命名は不正確で、結局後悔することになる」「AIで名前を付けても、結局は再び鑑定士に聞きに来ることになる」などと警告する文章も掲載している。
キム・ヘミン記者
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
Copyright (c) Chosunonline.com