▲イラスト=朝鮮デジタルラボ イ・ヨンジュ
韓国に住む30代の男性Aさんは、昨年初めにマッチングアプリで知り合った女性Bさんと婚約した。Aさんは婚約者のために惜しみなくお金を使った。「結婚前に肌と体型を管理したい」と言われ、200万ウォン(約21万円)相当の高級エステの費用も払った。今年の2、3月には高級ネックレスや指輪、時計、ティーカップセットなど総額1800万ウォン相当のプレゼントも贈った。しかし、3月にBさんの不倫が明らかになり、A..
続き読む
▲イラスト=朝鮮デジタルラボ イ・ヨンジュ
韓国に住む30代の男性Aさんは、昨年初めにマッチングアプリで知り合った女性Bさんと婚約した。Aさんは婚約者のために惜しみなくお金を使った。「結婚前に肌と体型を管理したい」と言われ、200万ウォン(約21万円)相当の高級エステの費用も払った。今年の2、3月には高級ネックレスや指輪、時計、ティーカップセットなど総額1800万ウォン相当のプレゼントも贈った。しかし、3月にBさんの不倫が明らかになり、Aさんは裏切られたと感じ、ソウル家裁に婚約解消に伴う損害賠償請求訴訟を起こした。Aさんは慰謝料5000万ウォンとプレゼント代など交際期間中に自分が使った2000万ウォンの計7000万ウォンを請求した。
【写真】インスタにあふれる韓国ミレニアル世代のプロポーズ文化
このように、婚約後に関係が破綻した人による損害賠償訴訟が増えている。責任の所在を争い、精神的・財産的損害の賠償を求める訴訟が増えているのだ。ソウル家裁では2023年に11件だった婚約解除損害賠償訴訟が、24年には22件、昨年は37件と3年で3倍以上に増加した。
女性Cさんは挙式3カ月前の昨年1月、同棲中の婚約者男性Dさんの不倫を知った。Dさんがマッチングアプリで他の女性4人と連絡を取り、そのうち2人と実際に会っていたことが判明した。Cさんは水原家裁に慰謝料3000万ウォンを請求する訴訟を起こし、昨年9月に1000万ウォンの賠償判決を勝ち取った。
婚約解消に伴う訴訟では、結婚準備にかかった資金が争われるケースも少なくない。離婚専門のある弁護士は「新婚後の住居を準備するために支払った不動産仲介手数料、引越し費用、招待状やスタジオ、ドレス、メークアップの費用まで計算して損害賠償に含めることもある」と述べた。
また、両家の顔合わせや式場予約など、婚約関係であったことを証明することが難しい場合や、相手の責任が不明確な場合には、貸した金銭の返還を求める訴訟につながることもある。2022年に結婚を前提に同棲していた男性Eさんと女性Fさん。Eさんは2年余りの間に海外旅行費用3300万ウォンを負担し、高級時計やバッグなど1570万ウォン相当のプレゼントを贈った。Fさんが開こうとしていたフィットネスジムの保証金2500万ウォンも肩代わりした。24年10月に交際が破綻すると、Eさんは「Fさんが結婚すると偽って金銭を受け取った」と主張し、貸付金の返還を求める訴訟を起こした。
ソウル中央地裁は昨年2月、旅行費用やプレゼントは「愛情の表現として与えた消費的贈与の性格が強く、返す必要はない」としたが、フィットネスジムの保証金については「社会通念上デート費用を超える高額だ」とし、全額返還を命じた。家裁出身の弁護士は「過去には破談を隠す風潮があったが、最近は『返ってくるものは全て受け取るべきだ』という認識が強まった」とした上で、「結婚準備費用がますます高騰しているため、離別後の金銭問題を巡る争いは今後も増えそうだ」と指摘した。
オ・ユジク記者
チョソン・ドットコム/朝鮮日報日本語版
Copyright (c) Chosunonline.com