2011年に発覚したプロサッカーKリーグでの八百長事件をめぐり、水原地裁刑事5部(尹綱悦〈ユン・ガンヨル〉裁判長)は3日、一審で懲役3年、執行猶予5年の判決を受けた元韓国代表キム・ドンヒョン被告(29)に対し、懲役2年6月の実刑を言い渡した。
地裁は判決理由について「被告人は八百長を主導した暴力団から巨額の金を受け取り、これをほかの選手たちに渡すなど、事件で主導的な役割を果たしており、一審の執行猶予付き判決はあまりにも軽い」と述べた。
尚州尚武(国軍体育部隊)に所属していたキム被告は、八百長事件をめぐり、軍事法廷での一審で執行猶予付きの判決を受けた後、昨年5月には刃物を用いて女性を脅し、乗っていた外車を奪ったとして起訴された。この事件の一審で再び執行猶予付きの判決を受けたが、先月17日の二審(ソウル高裁)では懲役3年の判決を受け、身柄を拘束された。