元祖はどっち? 互いにパクりパクられながら成長し続けた韓国オリオンとロッテ、50年超の負けられない戦い

生クリームパイ市場で「シャル・ウィーVSモンシェル」の勝負開始
50年以上続いたオリオンとロッテのライバル関係
韓国国内競争を超えてグローバル前哨戦の見通しも

 問題は、こうした競争が市場全体の外的成長をリードするというよりは、従来のパイを分け合う戦いにつながってきたという点です。モンシェルに代表されるプレミアム・パイ市場に似たタイプの製品が増えても、市場そのものが拡大するというよりは、ブランド間のシェア争いが繰り返されてきただけなのです。流通業界の関係者は「短期的に見れば売り上げの空白を埋めることができるかもしれないが、価格と販促競争が激しさを増せば増すほど、利益率の防御はますます困難になる」と話しています。

 このような状況で今回浮上した「シャル・ウィーVSモンシェル」の対決が業界で特に注目されている理由は、この戦いが韓国国内にとどまらない可能性が高いためです。業界では、オリオンは「シャル・ウィー」に対する韓国人消費者の反応次第では海外市場に乗り出す可能性が高い、と見ています。オリオンは売り上げの約70%を海外で上げており、ロシアや中国法人の売り上げだけを合わせても全体の50%を超えています。ロッテ・ウェルフードもインド市場でチョコパイを前面に掲げ、一時シェアを90%にまで押し上げる成果をたたき出しました。

 製菓業界の関係者は「現在、シャル・ウィーは韓国国内だけで販売されているが、内需市場での成果や競争力が確認され次第、海外拡張も再検討するものとみられる」とし「韓国国内の陳列台での競争が、すなわちグローバル競争の予告編になる可能性も排除できない理由」としました。

 淑明女子大学経営学部のソ・ヨング教授は「トレンドが急速に変化する社会で完全に新しいものを作ることはますます困難になってきている。すでに成功したフォーマットとモデルをベンチマーキング(他者に学んで改善する手法)して多少の変更を加えるやり方が生存戦略のようになってきている理由」としながらも「消費者にとって、どこがより個性を明確に表現できるかが、勝負の分かれ目となるだろう」と話しました。続いて「内需低迷が長引けば長引くほど、韓国国内で対抗していたブランド同士が海外でも競争するようになる流れが今後も繰り返されることだろう」と説明しました。

ミン・ヨンビン記者

【写真】オリオンとロッテのチョコパイ

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