「金建希夫人執事ゲート」の被告が一審無罪…閔中基・特別検察官、公訴棄却だけで3件目

裁判所「金建希夫人との関連性、確認されず」

 検事長出身のある弁護士は「裁判所の相次ぐ公訴棄却と無罪判決は、結局のところ特検の捜査が無理だったという傍証」だとし「特検が金夫人関連の疑惑を究明するために別件捜査など無理な手を打ち、結果として無実の被害者ばかりを生むことになった」と語った。別の法曹関係者は「これほどだと、閔特検チームの捜査に深刻な問題があったとみるほかない」とし「政治的責任はもちろん、法的責任を巡る議論が起きることもあり得る状況」と述べた。

 閔特検チームは6カ月の捜査期間で計126人(重複除く)を起訴したが、別件捜査をはじめ強圧捜査、偏向捜査など多くの論争を呼び起こした。勾留された20人のうち半数を超える11人が金夫人と無関係の容疑で起訴された。昨年10月には「楊平公興地区特別待遇」疑惑で捜査を受けた楊平郡庁の公務員が自ら命を絶ち、この公務員を取り調べていた警察官4人が逆に捜査対象になった。また、閔特検チームは旧統一教会の「政教癒着」疑惑を捜査するに当たり、進歩(革新)系与党「共に民主党」関連の供述を確保しても捜査をもみ消し、「偏向」論争を引き起こした。このため閔特検は、高位公職者犯罪捜査処の捜査を受けている。

 さらに閔特検チームが捜査した金建希夫人本人の事件も、一審でかなりの部分が無罪判決を受けた。裁判所は1月28日に金夫人の事件の一審で、中心的な三つの容疑のうちドイツ・モータース株価操作と、政治ブローカーのミョン・テギュン被告関連の公認介入について無罪と判断した。旧統一教会側から請託と共にシャネルのバッグおよびネックレスなどを受け取ったあっせん収賄容疑の一部に限って有罪と認め、懲役1年8カ月を言い渡した。

 特検チームは9日の二つの判決について「納得し難い」として控訴する方針を明らかにした。

イ・ミンジュン記者

【表】公訴棄却または無罪となった閔中基特検の捜査

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