チェ・ガオン(17)はスノーボード女子ハーフパイプ決勝で激しい転倒をしながらも、劇的な逆転でメダルを手にした。試合中にあわやという状況になりながらも最後まであきらめずに挑戦し、最終スコア90.25点で1位に立った。
【写真】一回目激しい転倒から逆転V 表彰台の真ん中に立つチェ・ガオン
チェ・ガオンは13日(韓国時間)、イタリアのリビーニョ・スノーパークで行われた決勝で90.25点を取り、88.00点だったクロエ・キム=米国=を抑えて優勝した。これにより、チェ・ガオンは今回のミラノ・コルティナ冬季五輪で韓国選手団初の金メダルを獲得、韓国のスキー競技で冬季五輪初の金メダリストとなった。
2008年11月生まれで満17歳3カ月のチェ・ガオンは、クロエ・キムが2018年平昌冬季五輪で作った同種目の最年少金メダル記録(満17歳10カ月)を更新した。スノーボード史上初の五輪3連覇を狙っていたクロエ・キムはチェ・ガオンに王座を譲った。チェ・ガオンは自身の憧れだったクロエ・キムを超えたのだ。
スノーボードハーフパイプは、半円筒形のスロープで選手が見せる空中回転やジャンプなどの演技を審判が採点し、順位を決める競技だ。ショーン・ホワイト=米国=や韓国系米国人のクロエ・キムなど、世界的なスターたちの名前で知られている競技でもある。
チェ・ガオンは同日、1回目の試技で7番目に登場した。しかし、雪が絶え間なく降り続ける悪天候の中、選手の多くが雪質の変化に苦しんだ。チェ・ガオンも1回目の試技中にキャブ1080ステイルフィッシュの着地でバランスを崩し、ハーフパイプの壁面に激突して倒れ込んだ。
頭と腰を強く打ったチェ・ガオンはしばらくの間、倒れ込んだまま動けなかったが、その後自力で立ち上がり、引き揚げる闘志を見せた。現場のメディカルチームの診療を受けた後も、チェ・ガオンはスノーパークを離れなかった。2回目の試技は棄権する意向を伝えたが、再び試技に挑んだ。2回目の試技ではコンディション乱調で技が決まらなかったが、最後の3回目の試技では持てる力を全て出し切った。
3回目の試技でチェ・ガオンはスイッチスタンスで入り、バックサイド方向に2回半回転するスイッチバックサイド900をミュートグラブと共に完璧にこなし、スタートから強い印象を残した。キャブ720、フロントサイド900メロングラブ、その後バックサイド900ステイルフィッシュ、最後の技はフロントサイド720インディグラブで締めくくった。
完成度の高い技の流れと安定した着地で審判団から満場一致に近い高得点を獲得したチェ・ガオンは90.25点を出し、1回目の試技で88点を出したクロエ・キムを抑えて劇的な逆転により1位になった。得点が表示されると、チェ・ガオンは喜びの涙を流した。
リビーニョ=イ・テドン記者 ヤン・スンス記者