韓国公正取引委員会の朱丙起(チュ・ビョンギ)委員長は4日、ソウル市長選挙について「市民の権利行使がこれほど金の秩序と一致する事実は苦々しい」と投稿した。江南地域で呉世勲(オ・セフン)市長の支持率が相対的に高かったことを念頭に置いた発言のようだ。朱丙起委員長は「内乱を起こしても関係ないという盲信か? 盲目か? あるいは自己欺瞞(ぎまん)か?」とも主張したが、内容が物議を醸したため朱丙起委員長は投稿を削除した。
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呉世勲市長は江南地域に加えソウル市内のほぼ全域で40%以上の得票率を記録したが、呉世勲市長を支持した有権者は全て「金の秩序」で投票したのだろうか。あるいは呉世勲市長に投票した有権者は全員が内乱に加担した勢力なのか。呉世勲市長は戒厳が宣布されると同時に「戒厳令反対」と「撤回」を訴える声明を出した。今回の選挙で呉世勲市長がソウル市民から選択されたことも一貫して「ユン・アゲイン」勢力を批判したからだ。朱丙起委員長はソウル市民の半分以上を内乱に加担した勢力のごとく批判した。このような考え方は戒厳側の勢力と全く変わらない独善的で傍若無人、かつ一方的だ。こんな人物が今政府の要職を占めている。しかもその職務は「公正」を管理する地位だ。不適切どころか危険と言わざるを得ない。与党・共に民主党がソウル市長選挙で敗れた背景には、このあり得ない「内乱レッテル貼り」に市民が嫌気がさしたことも理由の一つだろう。
朱丙起委員長は今の地位にいることも、また公の席で発言する資格さえも疑わしい人物だ。朱丙起委員長はここ7年間で5回も総合所得税を滞納した事実が明らかになった。また財産税も期限までに納付せず、夫婦共同所有のマンションが差し押さえられたこともある。過料と地方税の滞納で自家用車が差し押さえられた回数はなんと14回だ。ここまで国民の義務を軽視する行為は一般市民の感覚とは完全にかけ離れている。
李在明(イ・ジェミョン)大統領は今回の統一地方選挙後「政府は国民の意向を謙虚に受け入れる」とコメントした。朱丙起委員長は国民の半分を不当に侮辱したが、その考え方は李在明大統領の意向と完全にかけ離れている。しかも公務員は政治的中立が法律で義務づけられている。朱丙起委員長は身の処し方を謙虚に考えるべきだ。