▲イラスト=UTOIMAGE
「子どもは親の面倒を見るべき(介護すべき)」という認識が、韓国で大きく低下していることが分かった。
韓国保健社会研究院は9日、第20回の韓国福祉パネル調査結果を公表。それによると、「親の面倒を見る責任は、全面的に子どもにある」という意見に同意する割合は20.6%にとどまった。「そうは思わない」という回答は47.6%に達した。今回の調査は、昨年2-6月に計7300世帯の15歳以上を対象に実施された..
続き読む
▲イラスト=UTOIMAGE
「子どもは親の面倒を見るべき(介護すべき)」という認識が、韓国で大きく低下していることが分かった。
韓国保健社会研究院は9日、第20回の韓国福祉パネル調査結果を公表。それによると、「親の面倒を見る責任は、全面的に子どもにある」という意見に同意する割合は20.6%にとどまった。「そうは思わない」という回答は47.6%に達した。今回の調査は、昨年2-6月に計7300世帯の15歳以上を対象に実施された。
【写真】子どもが遊べない…児童公園でポーカーに興じる高齢者たち
調査が始まった2007年には、子どもは親の面倒を見るべきだという意見が52.6%に上った。「そうは思わない」は24.3%にとどまった。この20年で親に対する子どもたちの責任意識が大きく低下したということだ。
子育ての責任に関する認識にも変化が現れた。「子どもは家で母親が世話すべき」という考え方について、「そうは思わない」という回答は34.1%に上り、「そう思う」の33.8%をわずかに上回った。
これは、伝統的な家族の価値観や男女の役割に対する認識が変化してきたためだと分析されている。かつて「孝(親や先祖を大切にする考え方)」を重視していた儒教の思想は次第に薄れてきており、親と同居する世帯も徐々に減っていることの影響が大きいとみられる。特に女性の経済活動が増えて共働き世帯が増加する中で、「子育ては全面的に女性が担うべき」と考える人も大幅に減少してきている。崇実大社会福祉学科のホ・ジュンス教授は「韓国社会が核家族化・都市化したことで、親と離れて住む子ども世帯が大幅に増える中で、高齢化も急速に進んでいる」とした上で「相対的に若い世代を中心に、福祉政策の拡大によって国が親の扶養義務を代わりに担ってくれるだろうという期待が高まっている」と述べた。
実際に福祉に関する意識調査でも、国の役割拡大を歓迎する傾向が現れた。所得に関係なく全ての国民に提供される普遍的な福祉に賛成するという回答は39.8%で、選別的福祉に賛成する声(33.4%)を上回った。
国の健康保険を縮小し、民間の医療保険を拡大すべきという意見には、韓国国民の10人に7人(70.5%)が反対し、賛成は9.4%にとどまった。幼稚園や保育施設の無償化には72.7%が賛成する一方で、大学教育の無償化には42.1%が反対し、賛成(30.3%)を上回った。「基礎生活保障(生活保護に相当)を受給する貧困層はほとんどが怠けている」という意見に「そうは思わない」とした人は36.6%で、「そう思う」(25.2%)より高かった。
チョ・サンホ記者
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
Copyright (c) Chosunonline.com