▲K2小銃で武装した兵士。/写真=聯合ニュースTV
韓国軍将兵の大多数が、製造から25年を超えるK2小銃で照門・照星(アイアンサイト)を覗いて射撃を行っているという事実を知った。折しも李在明(イ・ジェミョン)大統領が海兵隊延坪部隊を訪問し、同部隊に配備された先端装備搭載の改良型K2C1小銃を使用したことが話題になった。軍の統帥権者が前方部隊を視察することは不可欠な仕事であり、大統領のおかげで注目を集めた改良型K2C1小銃が、第一線の部隊にもより迅..
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▲K2小銃で武装した兵士。/写真=聯合ニュースTV
韓国軍将兵の大多数が、製造から25年を超えるK2小銃で照門・照星(アイアンサイト)を覗いて射撃を行っているという事実を知った。折しも李在明(イ・ジェミョン)大統領が海兵隊延坪部隊を訪問し、同部隊に配備された先端装備搭載の改良型K2C1小銃を使用したことが話題になった。軍の統帥権者が前方部隊を視察することは不可欠な仕事であり、大統領のおかげで注目を集めた改良型K2C1小銃が、第一線の部隊にもより迅速に普及すべきだと思った。
【写真】一人でライフル銃を撃つ金正恩総書記の娘ジュエ氏(13)
韓国は防衛産業強国へと成長したが、小銃は立ち遅れている。北朝鮮の脅威に対応するため、戦車や自走砲を中心に開発・量産してきたからだ。しかし、ウクライナ戦争を契機にドローン戦が本格化する中、小銃の現代化もスピードアップすべきだと判断し、取材を開始した。
軍事専門記者出身の野党議員室を通じて、K2およびK2C1の現況データを国防部(省に相当)に要求した。国防部が提出した統計を基に、7月13日付の朝鮮日報第1面と第3面で「『名射手・李』を作った銃、兵士らは『見たこともない』」と題する記事を報じた。陸・海・空軍のK2小銃の約70%が耐久年限(25年)を超過しており、先端照準鏡(オプティカルサイト)を付けることのできるK2C1小銃は著しく不足しているという内容だった。
報道当日、国防部報道官室から「私どもが(議員室に送った資料に)誤りがあった」と連絡があった。陸軍のK2C1保有量が11万1000丁であるところを、1万1000丁と誤って記載していたというのだ。「海兵隊の統計も漏れているので追加してほしい」とも言われた。当初、議員室を通じて「海兵隊の現況は海軍の統計に含めてほしい」と要請していたのだが、それを統計から漏らしたのも国防部だった。
国防部の釈明を受け、本紙はオンライン記事でK2C1の数値を訂正した。ただし、海兵隊の統計は反映しなかった。陸・海・空軍の小銃およそ80万丁の統計に海兵隊の数値を合算したところで、老朽化率(旧式のK2が2万6000丁)はさらに高まり、K2C1の配備量(1万6000丁)はわずかに増加するにすぎないからだ。45万人の兵力の相当数がK2C1に触れることすらできず、仮に配備されていても光学照準器が不足していてアイアンサイトでの照準・射撃を行っている現実は変わらない。
ところが、理解に苦しむ出来事が起きた。国防部報道官室は本紙の報道を「歪曲(わいきょく)」と決めつける声明文を配布した。自分たちが当初送ってきたでたらめな統計への言及は一切省いたまま、「海兵隊の現況が漏れていたため追加説明したにもかかわらず反映せず、大統領が訪問した延坪部隊はすべての歩兵戦闘要員がK2C1を使用しているのだから、明白な歪曲」と主張したのだ。同日の夜、李在明大統領は国防部の釈明を取り上げた記事を引用し、本紙の報道を「操作(ねつ造)に基づいた政治的攻撃だ」とエックスに投稿した。国防部の歪んだ声明文が誤解を招いたのだ。
防衛産業分野を担当していてこの記事を書くに至った動機は、将兵の手に握られた古い小銃が不安だったからだ。しかし今は、基礎的な統計すら杜撰に集計しておきながら逆ギレしてくる国防部が韓国の安全保障を担っている―という事実の方が、はるかに大きな不安を抱かせる。
ピョ・テジュン記者
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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