スマートフォンがトイレの便座よりも7倍不潔だという研究結果が示された。トイレに行くときにもスマートフォンを手から離さずにいる習慣が一因とみられる。
英紙デーリー・メールは11月30日、清掃業者イニシャル・ウォッシュルーム・ハイジーンによる調査の結果、便座では細菌の塊の数が220カ所だったのに対し、スマートフォンは1479カ所だったと報じた。同社は今回、スマートフォン50台の細菌付着状況を調べた。財布兼用の革製ケースを使用している場合はさらに状況が深刻で、細菌は便座の約17倍に達した。
専門家はスマートフォンが皮膚と接触し、人体の細菌が付着するとみているが、一部は大便に含まれる病原菌である可能性もあると指摘した。同社が2000人を対象に行った調査では、40%がトイレでもスマートフォンを使うと答えた。2011年に英ロンドンの衛生熱帯医学大学院は携帯電話の6台に1台から大便起源の大腸菌が検出されたと発表している。