中国のネットショッピング各社は2015年以降、ネットユーザーに親しみを持たれている「網紅」を出演させるネット生配信商品の販売に積極的だ。ネット放送で1億元(約16億円)以上を売る「網紅」を意味する「1億クラブ」もあり、中国大型家電メーカー「グリー・エレクトリック(GREE)」の董明珠会長ら企業経営者が自ら出演するケースもある。中国に進出した韓国企業も「網紅」を前面に出して直接ネットで製品を販売したり、製品発表イベントに大金を払って「網紅」を招待したりする。
ある韓国企業関係者は「中国のネット生配信は今後も発展する可能性が高い販売チャンネルだ。ただし、人為的に生配信のアクセス数を増やしても、実際の購入につながるわけではないため、注意しなければならない」と話す。中国メディア「21世紀経済報道」はこのほど、「ネット生配信を通じた製品販売は、購入キャンセル率が最大20-30%に達することもある」と報道した。