強姦未遂犯も化学的去勢の対象に=韓国国会

 韓国国会は1日、強姦未遂犯に対しても「化学的去勢」を可能とする「性暴力犯罪者の性衝動薬物治療に関する法律」の一部改正案を含む69の法案を成立させた。

 この改正案は「性衝動薬物治療」の対象となる犯罪に、これまで薬物治療の対象とされてこなかった強盗・強姦未遂や児童・青少年強姦罪などを新たに加えるというもの。ただしスマホやデジカメなどを使った盗撮については政府が提出した改正案の中には含まれていたが、国会常任委員会での審査で除外されることになった。

 虐待を受けた児童の保護について家庭裁判所の裁判官が命令を下す際、児童を保護する専門機関や児童相談所などに相談や治療を委託できるようにする「児童虐待犯罪処罰特例法」の改正案もこの日成立した。この法律はあるテレビ番組が視聴者に法案に関するアイディアを募集し、その応募によって作成されたことでも話題になっている。

ユン・ヒョンジュン記者
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