安倍首相の施政方針演説に韓国と「共有」なし

 安倍晋三首相は22日、新年の国政運営の方針を明らかにする施政方針演説を行ったが、韓国に触れる際、何の修飾語も付けることなく「韓国」とだけ言及した。安倍首相は政権発足後、最初の2年間の施政方針演説では「韓国は基本的価値を共有する国」と表現し、続く3年間は「戦略的利益を共有する国」と表現していた。今年は、そうした表現を全て省いた。「慰安婦合意を巡り、日本の不満を示すもの」という分析がなされている。

 22日の演説で安倍首相は「北朝鮮の核・ミサイル開発は、これまでにない重大かつ差し迫った脅威」だとして「北朝鮮に、完全、検証可能かつ不可逆的な方法で、核・ミサイル計画を放棄させる」と語った。しかし、そのために手を携える相手は米国であって、韓国ではなかった。安倍首相は「(トランプ大統領との)個人的な信頼関係の下、世界のさまざまな課題に、共に、立ち向かってまいります」と語った。

東京=金秀恵(キム・スヘ)特派員
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