韓国ショートトラック代表選手、チームメートのズボン下ろす

チーム全員を選手村から追放処分

 大韓体育会は25日、韓国ショートトラック代表チーム男子のA選手が17日、鎮川選手村の室内で岩壁を登るトレーニングをしていたところ、女子選手の面前で男子チーム後輩のB選手のズボンを下ろし、侮辱されたと感じたB選手から告発があったことを明らかにした。選手村は「ショートトラック代表チームのモラルハザードが深刻なレベルに達していると判断し、男女選手16人全員を25日から1カ月間、選手村から追放することを決めた」と説明した。

 A、B両選手は2018年の平昌冬季五輪のメダリストで、今年初めの世界選手権でも男子チームが金メダル6個を獲得するのに大きく貢献した。2人は大会後、「善意の競争が良い刺激剤になった」と相手を称えた。しかし、大学の先輩、後輩関係にある両選手には微妙な緊張関係があったとされる。競技団体である大韓氷上競技連盟の管理委員会は今後、スポーツ公正委員会を開き、関係者に対する懲戒手続きに入る予定だ。

 代表チームのチョ・ジェボムコーチが五輪金メダリストの沈錫希(シム・ソクヒ)選手に対するわいせつ行為に及んだ一件が国民に衝撃を与えた後もショートトラック界のモラルハザードは改善していなかった。今年2月には男子代表選手が鎮川選手村内の女子宿舎に侵入したことが発覚し、連盟から出場停止1カ月の「生ぬるい」処分を受けた。問題の選手は高校生だった2015年に泰陵選手村から外泊に出て、飲酒した事実が発覚。16年にはスポーツ賭博サイトを利用したとして、資格停止処分を受けた前歴があった。

ユン・ドンビン記者
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